電話をかける 24時間WEB予約

自家歯牙移植(歯の移植)|
親知らずを活かして
歯を残す・インプラント不要の選択肢

こんなお悩みをお持ちの方へ

自家歯牙移植とは
  • 奥歯を失い、インプラントか入れ歯しか選択肢がないと言われた
  • 親知らずがあるが、うまく活用できないか知りたい
  • インプラントは骨への直接固定が不安、できれば自分の歯を使いたい
  • 若い世代で歯を失ってしまい、できるだけ体への負担が少ない方法で治したい
  • 他院で「抜歯してインプラント」とだけ言われたが、他の選択肢を探している

自家歯牙移植(歯の移植)とは

自家歯牙移植とは

自家歯牙移植とは、お口の中にある不要な歯(主に親知らず・第三大臼歯)を抜き、歯を失った部位や失う予定の部位へ移し替える治療法です。

人工物を使わず自分自身の歯を再活用するため、天然歯に最も近い感覚と機能を取り戻すことができます。

治療が成功すれば骨と直接結合しているインプラントとは異なり、歯根膜(歯と骨の間にあるクッション)が機能するため、自然な「噛み応え」「歯ごたえ」を感じることができます。

これは天然歯にしかない固有の感覚で、インプラントでは再現できない大きな特徴です。

自家歯牙移植・インプラント・
入れ歯の比較

比較項目 自家歯牙移植 インプラント 入れ歯(部分義歯)
使用素材 自分の歯(天然) チタン製人工歯根 金属・樹脂
噛み応え ◎ 天然歯に最も近い ◎ 良好だが歯根膜なし △ やや劣る
保険適用 ○ 適用できるケースあり × 全額自費 ○ 保険適用あり
費用目安 保険診療(1-2万円以内) 50万円〜程度/本 保険内〜数十万円(保険適用外の義歯の場合)
骨への侵襲 低い場合もある(移植床の形成のみ) 高い場合もある なし
適応条件 低い場合もある(移植床の形成のみ) 高い場合もある
(骨造成が
必要な場合)
制限少ない
長期予後 適応良好で10年以上も可能 適切管理で長期維持可能 修理・作り直しが必要

自家歯牙移植のメリット

  • 自分の歯を活用するため、天然歯に最も近い噛み心地・歯ごたえが得られる
  • インプラントと異なり、骨に人工物を埋め込まないため身体への負担が小さい
  • 条件が揃えば保険診療の範囲内で治療できるケースがある(費用負担が軽減)
  • 特に若年者の方には長期的に歯を機能させる有益な選択肢となる
  • 移植した歯の歯根膜の働きにより、骨の再生が期待できる場合もある

自家歯牙移植のデメリット・注意点

  • 移植できるドナー歯(親知らずなど)が必要。ドナー歯がない場合は適用不可
  • ドナー歯の状態(歯根膜・根の形態・虫歯の有無)により成功率が変動する。ただし、ドナー歯のコンディションに依存するため、事前に予後を予測しにくい
  • 成人のドナー歯を使用する場合、移植後に根管治療(神経の処置)が必要になるケースがある
  • 移植後に歯列矯正や被せ物(クラウン)が必要になる場合があり、追加費用が生じることがある
  • 移植後の安静期間(固定・経過観察)が必要であり、治療期間が数ヶ月にわたる

動画にてもっとわかりやすく解説中

自家歯牙移植が適している方・適応条件

自家歯牙移植は、以下の条件が揃っているほど成功率が高まります。
術前に歯科用CTと詳細な口腔内検査を行い、適応を慎重に評価します。

◆適応しやすいケース
・移植先の骨の高さ・幅が十分に確保されている
・ドナー歯の歯根形態が単根で先細りの形態、虫歯などがないこと
・口腔衛生状態が良好で、移植後のケアに協力的である

◆慎重に判断が必要なケース
・ドナー歯(親知らず)に大きな虫歯・歯根の変形や複根歯である場合
・移植先の骨量が極端に少ない(ソケットリフト等の処置が別途必要な場合あり)
・全身疾患(糖尿病・骨粗鬆症など)がある場合

    当院の方針

    「移植できるかどうか」の判断は、CTと口腔内診査をもとに院長が丁寧にご説明します。適応外の場合も、最適な代替治療をご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください。

術前検査の内容

自家歯牙移植の成功率を高めるために、以下の術前検査を必ず実施します。CT撮影によって、
ドナー歯(親知らず等)の根の形態・サイズ・移植先のスペースを三次元的に確認することが特に重要です。

  • 歯科用CT撮影(ドナー歯・移植先の骨の立体的評価)
  • 全顎レントゲン(パノラマ撮影)
  • 口腔内写真、口腔内スキャナー撮影
  • 口腔内の衛生状態・歯周病の有無の確認
  • 咬合(噛み合わせ)のチェック

自家歯牙移植の治療の流れ

  1. 【初診・精密検査】歯科用CT・レントゲン・口腔内検査を基に、受容側とドナー歯を診査・診断を行い、判断します。治療計画と費用の見通しをご説明します。
  2. 【術前準備】自家歯牙移植の成功率を高めるため、術前に口腔衛生状態を整えます。歯周病がある場合は先に治療します。
  3. 【移植手術】麻酔下でドナー歯を丁寧に抜歯し、移植先に形成した移植床へ植立します。歯根膜を傷つけないよう迅速・丁寧な処置が求められます。
  4. 【固定・経過観察期間】骨との結合(生着)を待ちます。この期間の安静が予後に大きく影響します。必要に応じて、前後の歯と固定する場合があります。
  5. 【根管治療】(成人のドナー歯の場合)移植後、感染予防のために根管治療を行います。
  6. 【最終補綴】一度、仮歯を装着し問題がないことを確認した後に、最終的な被せ物(クラウン)を装着します。

    当院の方針

    「術前検査〜最終補綴まで、概ね3〜6ヶ月程度です。

院長からのメッセージ

自家歯牙移植は、私自身が非常に多くの症例に携わってきた治療のひとつです。特に若い患者様にとっては、インプラントや入れ歯に頼らずに自分の歯で長期的に機能を維持できる、非常に有益な選択肢だと実感しています。

お気軽にご相談ください

インプラントしかない」と言われてお悩みの方でも、親知らずの状態や移植先の骨の状態によっては、自家歯牙移植が最善の選択肢となるケースは少なくありません。一方で、すべての方に適応できるわけではないのも事実です。まずは詳細な検査を行い、正直にご説明します。安易な抜歯・インプラントを勧めるのではなく、患者様ひとりひとりにとって本当に最善の治療を一緒に考えていきたいと思っています。お気軽にご相談ください。

症例紹介

症例① 左上奥歯の喪失・ソケットリフト併用自家歯牙移植

カテゴリ:症例集, 自家歯牙移植
診断所見:左上第一大臼歯が保存不可能と診断。CT検査にて上顎洞底が低く、移植先の骨量が不足していることを確認。
ドナー歯(左上親知らず)は歯根膜が良好な状態。
治療方針:上顎洞底挙上術(ソケットリフト)で骨量を補ったうえで自家歯牙移植を実施。
移植後に根管治療を行い、セラミッククラウンで最終補綴。
経過:移植後3ヶ月で生着を確認。セラミッククラウン装着後、良好な咬合機能を回復。

治療前

初診時のレントゲン写真

治療後

術後
主訴 左上奥歯の治療相談
治療期間 約3ヶ月
治療費 ソケットリフト 100,000円 / 自家歯牙移植 保険診療範囲内 / セラミッククラウン 130,000円
治療内容 ソケットリフト+自家歯牙移植+根管治療+セラミッククラウン
治療のリスク ドナー歯の状態・骨の状態によっては生着しない場合がある

症例② 親知らずを奥歯へ移植(インプラントの代替)

カテゴリ:症例集, 自家歯牙移植
診断所見:下顎第一大臼歯が歯根破折により保存不可。同側の埋伏親知らず(水平埋伏)が存在。
CT検査にてドナー歯の歯根形態・移植先スペースを確認し、移植適応と判断。
治療方針:埋伏親知らずを丁寧に抜歯し、抜歯窩へ即時移植。固定後、適切なタイミングで根管治療を実施。
経過:移植後5週で生着確認。最終補綴後も咬合状態は安定し、
患者様からも「普通の歯と変わらない感覚」とのフィードバックを得た。

治療前

親知らずの移植希望

治療後

親知らずの移植希望
主訴 親知らずの移植希望(奥歯を残したい
治療期間 約4ヶ月
治療費 自家歯牙移植 保険診療範囲内 / 根管治療・補綴 別途
治療内容 自家歯牙移植+根管治療+クラウン
治療のリスク 移植後に歯根膜が再生しない場合、長期予後が不良となるリスクがある

症例③ 「インプラント以外で歯を残したい」という希望への対応

カテゴリ:症例集, 自家歯牙移植
診断所見:右下第二大臼歯が重度の虫歯で保存不可。
患者様はインプラントを希望せず、他院で「インプラントしかない」と言われて当院へ来院。
CT検査でドナー歯(親知らず)の移植適応を確認。
治療方針:自家歯牙移植を選択。患者様の意向を尊重しつつ、適応評価を丁寧に行ったうえで手術を実施。
経過:生着後にクラウンを装着。「自分の歯で噛める喜びがある」と患者様より好評。

治療前

親知らずの移植希望

治療後

親知らずの移植希望
主訴 インプラント以外で歯を残したい
治療期間 約3ヶ月
治療費 自家歯牙移植 保険診療範囲内 / 補綴 別途
治療内容 自家歯牙移植+根管治療+クラウン
治療のリスク 歯の状態によっては移植後に追加処置が必要になる場合がある

よくある質問

Q.自家歯牙移植は保険診療で
受けられますか?

条件が揃えば保険診療の範囲内で行えます。ただし、セラミッククラウンなどの補綴物を希望される場合や、ソケットリフトが必要な場合は自由診療の費用が別途かかります。詳しくは初診時にご案内します。

Q.親知らずがあれば必ず
移植できますか?

いいえ。親知らずの歯根の形態・サイズ・歯根膜の状態・虫歯の有無、また移植先の骨の状態によって適応が異なります。術前にCT検査を行い、移植可能かどうかを丁寧に評価します。

Q.手術中・手術後に痛みは
ありますか?

手術中は麻酔を使用するため、ほとんど痛みはありません。術後は数日間、痛みや腫れが出ることがあります。鎮痛剤の処方で問題なく生活していただけることがほとんどですので、ご安心ください。

Q.自家歯牙移植の成功率は
どのくらいですか?

適応条件が良好なケースでは、長期生存率は80〜90%以上とされています(文献値)。当院では術前のCT評価を徹底し、適応外のケースでは正直にお伝えすることで、成功率の高い症例に絞って手術を実施しています。

Q.移植後、どのくらいで普通に
食事できますか?

概ね3ヶ月程度です。ただし、ドナー歯と受容側のギャップが大きいケースなどのように移植歯の状態によっては期間が延長することがあります。

Q.若い人(10代・20代)でも
受けられますか?

若い方ほど治りが早く、長期予後が良好なケースが多い傾向があります。特に若年層の奥歯の喪失時には有益な選択肢です。

Q.移植した歯は
どのくらいもちますか?

適切な術前評価・手術・術後管理のもと、良好に生着した場合は10年以上機能するケースも多くあります。長期予後には移植後のセルフケア・定期検診が重要です。

Q.インプラントと迷っています。
どちらがよいですか?

一概にどちらが優れているとは言えません。それぞれの治療に一長一短があります。自家歯牙移植は保険適用・自然な噛み心地が残る点が強みですが、ドナー歯がないと適応外です。インプラントはドナー歯不要で広く適応できる反面、全額自費・骨への処置が必要です。当院ではCT検査をもとに、患者様それぞれに最適な治療法をご提案します。

北浜8020デンタルクリニック 診療内容

北浜8020デンタルクリニックは、常に患者様に寄り添う医療サービスで、患者様のお口の中の健康を長期的にお守りすることを重視しています。そして、「歯を救う」医療の提供を通じて、当院に関わる全ての人々の物心両面の幸福を追求する歯科医院です。

患者様一人ひとりに最適な治療をご提供するためには、事前の正確な診査・診断が不可欠です。当院では、歯科用CTやマイクロスコープをはじめとする先進の医療設備を完備し、症状にあわせた精密な検査と治療を行うことが可能です。
先進の機器を駆使し、実績に基づく確かな経験と技術をもとに、その場しのぎの治療ではなく、根本的な原因を把握して解消につなぐ最適な治療プランをご提案いたします。

虫歯治療

歯周病

予防歯科

インプラント

親知らず

口腔外科

根管治療

矯正歯科

審美歯科

ホワイトニング

入れ歯

ボツリヌス治療

マタニティ歯科